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早蕨(さわらび)と申します———
その人は、番(つがい)の名を告げた。
自分は禁中の警備を任ぜられている、近衛大将であると。
すらりと背の高いその人の腕にのる早蕨は、猛禽を思わせる姿をしている。
胸をそらし、鋭い眼光を宿す目をもつ黒き鳥。胸毛は白く、長く二またに垂れる尾羽はあざやかに青い。
小鳥の忍び歩きに際し、珀斗が助力をあおいだのが彼であった。
近衛府の大将と、その番である早蕨。番の一族であり皇統につらなる人。
早蕨(さわらび)と申します———
その人は、番(つがい)の名を告げた。
自分は禁中の警備を任ぜられている、近衛大将であると。
すらりと背の高いその人の腕にのる早蕨は、猛禽を思わせる姿をしている。
胸をそらし、鋭い眼光を宿す目をもつ黒き鳥。胸毛は白く、長く二またに垂れる尾羽はあざやかに青い。
小鳥の忍び歩きに際し、珀斗が助力をあおいだのが彼であった。
近衛府の大将と、その番である早蕨。番の一族であり皇統につらなる人。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)