しばしもの言わず、視線を互いに向けていた二人だが、ついと昴が視線を小鳥にうつした。
お前の——、思いがけず静かな声だ。
「お前の心はどこにあるんだ」
「え・・・」
突然問われて、返す言葉を失う。
「俺にあるに決まっているだろう」
蘇芳の手に力がこもる。痛いくらいだ。
そうは見えん、
そうつぶやいて、昴は背をむけた。
あの野郎、と後を追おうとする蘇芳を、珀斗と青波が止める。
「女の子の前で、これ以上乱暴な真似はやめようよ。おびえてるじゃない」
「しょうがねえな、まあ、さっき俺のところに来たのは褒めてやるよ」
蘇芳に抱き寄せられた腕の中で、先ほどの昴の問いかけがこだまする。
———お前の心はどこにあるんだ
わたしの・・・わたしの心は———
・
お前の——、思いがけず静かな声だ。
「お前の心はどこにあるんだ」
「え・・・」
突然問われて、返す言葉を失う。
「俺にあるに決まっているだろう」
蘇芳の手に力がこもる。痛いくらいだ。
そうは見えん、
そうつぶやいて、昴は背をむけた。
あの野郎、と後を追おうとする蘇芳を、珀斗と青波が止める。
「女の子の前で、これ以上乱暴な真似はやめようよ。おびえてるじゃない」
「しょうがねえな、まあ、さっき俺のところに来たのは褒めてやるよ」
蘇芳に抱き寄せられた腕の中で、先ほどの昴の問いかけがこだまする。
———お前の心はどこにあるんだ
わたしの・・・わたしの心は———
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![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)