籠のなかの小鳥は

しばしもの言わず、視線を互いに向けていた二人だが、ついと昴が視線を小鳥にうつした。


お前の——、思いがけず静かな声だ。

「お前の心はどこにあるんだ」

「え・・・」


突然問われて、返す言葉を失う。

「俺にあるに決まっているだろう」
蘇芳の手に力がこもる。痛いくらいだ。


そうは見えん、
そうつぶやいて、昴は背をむけた。

あの野郎、と後を追おうとする蘇芳を、珀斗と青波が止める。

「女の子の前で、これ以上乱暴な真似はやめようよ。おびえてるじゃない」


「しょうがねえな、まあ、さっき俺のところに来たのは褒めてやるよ」

蘇芳に抱き寄せられた腕の中で、先ほどの昴の問いかけがこだまする。

———お前の心はどこにあるんだ


わたしの・・・わたしの心は———