籠のなかの小鳥は

そういえば、なんとなく疑問に思っていたことがあった。

平安社会では、位階によって身につける装束の色や種類が決められていたのではなかったかしら。


「そうでございますねぇ。
昔々はとても厳格なものだったと伝わっております。
今は、ほどよくゆるやかに。これも時代の流れというものでございましょうか。

格や礼だけでなく、実も重んじられておりますから。
さすがに狩衣で朝政に参内されるのは、赤の宮様くらいと存じますが」


いわれてみれば装束だけでなく、彼らの髪型も小鳥がイメージする平安様式とは異なっている。

女性の髪は長いのが美人の条件とされているのは同じだ。そんな超ロングヘアーを維持できることが、財と地位の証だからだろう。