籠のなかの小鳥は

「それではいっそう人目を引きましょう。
元いた国では、徒歩(かち)で自由に外を出入りしていたという皇女には、今の宮中での暮らしは窮屈に感じられましょう」

どうしたものか、と珀斗が思案顔になる。
やああって、檜扇を膝におく。

「思いつくことがいくつかございます。
わたくしだけでは決めかねること。日を改めて、また参ります」
と告げた。

辞す二人に、手をついて深々と頭をさげる。肩に乗せたままの枢も、一緒にぴょこんと頭をさげた。


はたしてこれは、過ぎた願いだろうかと自問する。


自分の役目は———