いつからか一族に、番をもつ皇女が生まれなくなった。
最初のうちは、さほど問題にされなかった。
帝位を継ぐのは、男児。番をもつ女児が生まれずとも、皇位存続に支障はない。
が、それは一族の人数が半減してゆくことを意味していた。
一族のものであっても、番をもって生まれる子は、四〜五人に一人くらいという。
これはかなりの劣性遺伝だ。
いくら皇子を数多くもうけたとしても、番をもつ女性がいない。
番をもつ女児が生まれなくなって数百年を経ようという頃には、人々は口にこそ出さないが、ある予感を抱き始める。
番の一族の終焉———
最初のうちは、さほど問題にされなかった。
帝位を継ぐのは、男児。番をもつ女児が生まれずとも、皇位存続に支障はない。
が、それは一族の人数が半減してゆくことを意味していた。
一族のものであっても、番をもって生まれる子は、四〜五人に一人くらいという。
これはかなりの劣性遺伝だ。
いくら皇子を数多くもうけたとしても、番をもつ女性がいない。
番をもつ女児が生まれなくなって数百年を経ようという頃には、人々は口にこそ出さないが、ある予感を抱き始める。
番の一族の終焉———



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)