籠のなかの小鳥は

その子、孫、ひ孫の代まで下れば、かづらのように宮仕えの身ともなる。

そんな者は、見渡せばあまたいるので、かづらにひねたところはまるでない。

この国のことを話して聞かせるついでのように、自分の身の上のことも口の端にのせた。


もし日本だったら———つい、そう思ってしまう。
かづらの方が「姫様」で自分がお付きの者だろうに。


「姫様」「雛の宮様」「日嗣の皇女」と呼ばれ、人からかしずかれる立場に、まるで慣れない。

学校では「いるんだかいないんだか分かんな〜い」といわれていたような自分が、なぜこんなことに———


なぜ、はとうに教えられている。

日嗣の皇子の后になるためだ。


かづらや四皇子から聞かされたことで、本来なら国家機密レベルの話らしいのだが。