青波に乞われて、小鳥の内から枢があらわれる。
分身である番は、普段は自分の内に入れていることが多い。彼らもいまそうしている状態だ。
枢は白い鳥の姿をしている。体は鳩ほどで、ちょうど肩に留まる大きさだ。
人の視線に、小鳥の肩の上で身を震わせる。
「可愛いなあ、おいで」
青波が手をのばす。拒むこともできず、おっかなびっくり枢が青波の手に飛びうつる。
「この子、羽は白いけど、目は瑠璃色なんだね」
枢を撫でて、青波がつぶやく。
風切羽根は朱鷺色だ、蘇芳が押し殺したような声でいう。
趾(あしゆび)とくちばしは黒、昴も重ねる。
分身である番は、普段は自分の内に入れていることが多い。彼らもいまそうしている状態だ。
枢は白い鳥の姿をしている。体は鳩ほどで、ちょうど肩に留まる大きさだ。
人の視線に、小鳥の肩の上で身を震わせる。
「可愛いなあ、おいで」
青波が手をのばす。拒むこともできず、おっかなびっくり枢が青波の手に飛びうつる。
「この子、羽は白いけど、目は瑠璃色なんだね」
枢を撫でて、青波がつぶやく。
風切羽根は朱鷺色だ、蘇芳が押し殺したような声でいう。
趾(あしゆび)とくちばしは黒、昴も重ねる。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)