籠のなかの小鳥は

夜の帳にかえて、西の地に朝の陽が射し、すべてを明らかに鮮やかに映しだす。


飛びつづけた翼の下にひろがるその光景を、目にとらえる。

平地に隊列を組み、腕を突き上げ勝ち鬨(どき)をあげる兵のすがた。

いまだ白煙の立ち上る砦の峻厳な城壁が、朝の陽に照り映える。その高みにはためくのは、白地に赤を染め抜いた、大和国の旗。


そして見る。その身を燦然と四彩に輝かせて砦の上を舞う、美しき四獣を。


その光のもとへ、鳥は力強く羽をはばたかせる。