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寝つけないまま、小鳥は帳台のうちで寝返りをうつ。
胸がさわぐ。なにかが始まろうとしている。そんな直感がある。
内にいる枢(くるる)も、じっと目をこらし耳をすましている。
どんなに遠く隔てられていても、想いは通じる。
あの方たちに、戦の地に、なにが————
決戦の刻。
不意にその言葉が、胸に生まれ身体を奔り、小鳥ははっと目を開ける。
周囲には暗闇があるばかり。それでも自分には、枢にはたしかに視える。
夜の闇の中で、息を殺し気を研ぎすまし、じっと出撃の命を待つ数多の兵たち。
来るのだ、その刻が。
あぁ、と夜着のなかで手を組み身を丸める。
———どうか、どうか武運長久であらんことを・・・勝利を大和国へ、どうか・・・
ひとり祈り続ける。
寝つけないまま、小鳥は帳台のうちで寝返りをうつ。
胸がさわぐ。なにかが始まろうとしている。そんな直感がある。
内にいる枢(くるる)も、じっと目をこらし耳をすましている。
どんなに遠く隔てられていても、想いは通じる。
あの方たちに、戦の地に、なにが————
決戦の刻。
不意にその言葉が、胸に生まれ身体を奔り、小鳥ははっと目を開ける。
周囲には暗闇があるばかり。それでも自分には、枢にはたしかに視える。
夜の闇の中で、息を殺し気を研ぎすまし、じっと出撃の命を待つ数多の兵たち。
来るのだ、その刻が。
あぁ、と夜着のなかで手を組み身を丸める。
———どうか、どうか武運長久であらんことを・・・勝利を大和国へ、どうか・・・
ひとり祈り続ける。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)