そう、もといた世界となにが違うのかといえば、この世界の人々は、番が見えるのである。
今まで自分にしか見えなかった。
生まれた時からともにあった、自分のかたわれ、分身である、番の———枢(くるる)。
枢の存在こそが、小鳥がこの大和の国へ連れてこられることになった理由だ。
番(つがい)の一族はその名のとおり、番をもつ者であり、この国を統べる皇族を意味する。
番をもつ男性のみが皇位継承権を持つが、皇統にあっても番をもって生まれるとは限らない。
言い換えれば、絶対的少数である番の一族が、臣下、民草にいたるまでを支配している国家、ということになる。
それほど番の力が圧倒的であるからこそ、何千年も続いているということなのか———・・・
今まで自分にしか見えなかった。
生まれた時からともにあった、自分のかたわれ、分身である、番の———枢(くるる)。
枢の存在こそが、小鳥がこの大和の国へ連れてこられることになった理由だ。
番(つがい)の一族はその名のとおり、番をもつ者であり、この国を統べる皇族を意味する。
番をもつ男性のみが皇位継承権を持つが、皇統にあっても番をもって生まれるとは限らない。
言い換えれば、絶対的少数である番の一族が、臣下、民草にいたるまでを支配している国家、ということになる。
それほど番の力が圧倒的であるからこそ、何千年も続いているということなのか———・・・



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)