籠のなかの小鳥は

まあ、早いところ俺の邸に引き取れればな。とひとりごちる。


「皇女のお気持ちもお考えなさい」


「お前は通う女がいるだろう。昴(すばる)はいっぱしに、人に決められた相手じゃお気に召さない様子だ。青波(せいは)は色好みで話にならん」


「色好みって、ひどいなあ、蘇芳くん。博愛主義といってよ」
青波が口をとがらせる。

その隣では、昴が眉根をよせている。


「まあまあ、せっかく四人そろっていることですし、このまま後宮に出向きますか。われらが皇女のご機嫌をうかがいに」