悲しみに、こんにちは2




金曜夜のファミレス
喧騒の中で異様に眩しいライトの下
わたしは孤独と戦うのだ


「……なんで、断らないをですか?
……そんなの、相手に失礼じゃないですか?」


気付いたときは既に遅かった
私の声はふるえていた



「……ハル君は……本気で、貴女のことが……好きなんですよ
いまだって貴女のために、バイト増やして…………
ハル君は知らないんですよ……貴女が……
貴女に、他に男がいること……

どうして……、どうして、ハル君の優しさを仇で返すような真似するんですか!!

そんなの、ずるいですよ!!」



張り上げた声は
静かに流れる空気に緊張を与えた

目をそらすな
彼女から目をそらすな
彼女に飲み込まれるな
わたしを保て……



「ずるいのは、芹沢さんでしょ」


彼女は続ける
光悦に満ちた笑顔を貼り付けて、



「正直に、言えばいいじゃない……
私からハル君を取らないでって」



それは私に恐怖と憎悪を与える