大人になるって考えるのはもうやめなきゃ。
それより、蓮琉さんとの結婚を考える。
あれから、親に会いに行き了承を得た。
結婚式は…とか、披露宴とか…
考えることが増えてきた

「…愛麗、職場に慣れる前に結婚で大丈夫なのか?」

「いいの。理解してもらったから」

「ならいいけど。今度から七彩から佐久間に変わるんだぞ?」

「うん。それが楽しみ」

…蓮琉さんと、出会ってその出会いがこんな素敵なことにまでなるなんて思いもしなかったけど。
あの時、お守りを買いに行かなかったら…あんな風に言われて逃げ出してたら
どうなってたのかな?
考えちゃいけないことなのかもしれない。

「愛麗…大好き」

「蓮琉さん、何度目ですか…嬉しいんですけど、ちょっとね」

最近増えてきたこと、式までが楽しみなのか、嬉しさからなのか
何度も、好きとか大好きとか愛してるとか
ずっと言ってる。
嬉しいよ確かに。でも…なぁ

「蓮琉さん…顔がにやけ過ぎです」

「あー、わりぃな」

思ってないな!まぁ、蓮琉さんだから許すけど

「…よし!」

「何がよしなんですか」

「…明日から、俺んち来いよ」

「蓮琉さんの、家?」

「おう!…お前と住みたい。」

…はっきり、そう言われたので
一緒に住むことになりました。
結婚式まであと少し…楽しみだ。