ーー夜中の2時頃、嶺央くんは涙を流しながらうなされていた。「ごめん、兄貴。ごめん、お袋。」っていいながら。それを見て、あたしは嶺央くんを強く抱き締めたーー
起きたのは6時。
寝室の窓開けて、着替えて顔を洗う。
ちょっとだけお化粧して、リビングに行くと嶺央くんがベランダでタバコを吸っていた。
さっきまで寝てたのに。起こしちゃったかな?
「嶺央くんおはよ。ごめんね?起こしちゃったでしょ?」
「…はよ。いや、まぁ、うん。…翔凪こっち来て。」
「ん?」
近づいていくとぎゅうっとされた。そして触れるキス。
「嶺央くんどうしたの?」
「…んや、別にどーもしないけど。」
「えー?」
「……俺、シャワー浴びてくる。」
「うん、分かった〜。」
「…翔凪。」
「んー?」
不安そうな顔で、何も喋らない嶺央くん。
「…嶺央くん。あたし、嶺央くんが大好きだよ。居なくなったりしないからね?」
「…フッ。なんだよいきなり。」
「なんでもないよ!ふと思っただけー!シャワー行ってらっしゃい!」
「おう。」
こんなことで安心してくれるなら、いくらでもする。
さてさて、ご飯作るか。7人分も面倒だけど仕方ない。

