車の中で嶺央くんはスウェットに着替えて出発した。
向かったのは、いつも行くスーパーじゃなくて、車で10分くらいの業務用スーパー。
「着いた。何作る?」
「たこ焼きかー、お好み焼きかー、鍋!どれがいい?」
「お好み焼き。」
「分かった!」
「酒とつまみ買ってくる。」
「あ、じゃがるこも!」
「うぃー」
えっとー、卵は新しいのが1パックあるから、粉と豚肉と紅しょうが。海老と焼きそばと長芋とキャベツと青のり!位かな〜?
あ、お好み焼きソースとマヨネーズも。
よしっ!あ、お財布は嶺央くんが持ってるんだった。
「翔凪。終わった?」
「うん!待って嶺央くん。お酒、何本持ってるの?」
「えっ?あー、15本。」
「5本返してきて!家に、4本ビールあったでしょ!焼酎とワインも1本ずつあるのに。」
「いーじゃねぇか。」
「ダメー。そんなに沢山あったら、全部呑んじゃって明日車出せなくなっちゃうでしょぉ?」
「はぁ。分かったよ。」

