傷だらけの龍に恋をした。


「なぜですか?」

「なにがだ」

「なぜ傷つけられて黙ってるんですか」

「お前には関係ないだろ」


その瞬間初めてレツさんに苛立ちを覚えた


「かんけいなくないっ!ただ黙っているな

んておかしいです!」


急に叫びだした私を運転手は心配そうに見

てきた

「でてろ。」

「はい。」


そう言われ車から降りた運転手。