傷だらけの龍に恋をした。



「俺だってレツを助けたいよ。

みんなに話して協力してもらいたい。

でもレツはトップに立つ男だ。

そんな男が自分の彼女に傷つけられている

としったら皆どう思うかな」


そうだ、レツさんはトップだ。


その人が傷つけられているとしったら皆は

信用をなくしてしまうかもしれない。



「俺が助けなきゃいけないのに、

俺にできるのはこれくらいなんだ……」



そう言って雑巾で椅子を擦るリクさん










その背中は泣いているようだった―――――