いつもの私 いつもの君


5校時が終わって―――

「はぁ…」

やっと帰れる…
授業が遅れてるからって数学2時間は、ない。
絶対ありえないありえない!

「ため息なんてついて、これから遊ぶんだぞ?優華」


蓮は私の斜め前の席

最初は真面目〜って感じで本当は苦手だった。
シャイってこともあって
話してる時に目を合わせてくれない奴だったし、
でも蓮は何か自分がしたと思うと
その人に対して目を合わせてくれなくなる。

2年生から同じクラスだから
色んな事が分かるようになってしまった。

「だって…数学2時間だよ??
頭から何か出そうだったよ…」

「出そうって…なに出んだよ」

虫だろ!虫、虫、なんて言って…
笑ってるし…

「まぁ、遊んで楽しめ、忘れろ!な?」

蓮は私の頭をぺしぺしと叩いてカバンを背負った。

「優華、先玄関行ってっから
早く来いよ?」

りょーかいの意味で蓮に向かって
手でグーをしてやった

よしっなんて言って
「奏斗ー玄関行こーぜ」