恋をしよう!

翌日も美咲は学校を休んだ。

その日は彼女のクラスで授業があったが、1つだけ席が空いているそこを見るのはつらかった。

放課後になっていつものように数学準備室にいたら、
「失礼しまーす」

ガラガラとドアが開いた音がしたのと同時に、誰かが入ってきた。

田村だった。

「おおっ、田村か。

どうかしたか?」

そう声をかけた僕に、
「この間の授業で出されたプリントの提出にきました」

田村がカバンからプリントを取り出すと、僕に渡してきた。

そう言えば出していたな。

「そうか、ありがとう」

プリントを受け取ってお礼を言った僕に、
「あの…ちょっと相談したいことがあるんですけど、いいですか?」

田村が言った。

相談って、何の相談だ?

「珍しいな、何か悩みでもあるのか?」

そう聞いた僕に、
「その…友達の友達の友達の悩み、なんですけどね」

田村は言いにくそうに話を切り出した。

「友達の友達って…それって、友達って言うのか?」

そう言い返した僕だけど、すぐに気づいた。