「ふーん...。そんなに有名人だったんだ」

桐島さん、無口だけどまぁ美人だよな



なんて1人で納得してると
「お前、桐島さんを狙おうとなんかすんなよ。
気になってるなら友達になるくらいにしとけ。」


え、なんで?俺はすかさず聞き返す
「なんで?もしかして高嶺の花は見守るとか
規則出来上がってんの?
それとも俺の日頃の行いのせい?」

「前者も後者もに決まってんだろ!!
学校中で高嶺の花って言われてるから一部の女子、
あ、あのド派手でお前の周りにいるようなギャル達は
桐島さん嫌ってるだろうね。
それに加えてお前が狙ってるとか言われ始めたら
今の安定した学校生活遅れるはずないのは
目に見えて分かってんだろ。」

…たしかに言われてみればそうだ
俺だって自覚してないわけじゃない
はっきり言おう、あのド派手なギャル達になぜかモテる
だからこそあまり関わらない方がいいのか...

「それに、噂では他校に彼氏がいるとか
部活にも入らずに7限目の後すぐ帰るのは
一緒に帰るためだって聴いたことある。

まぁ噂でしかないんだけどな」