「へぇ、お前が相談とかまた珍しいな
で、どんな悩み?」


そんなに珍しいのかさっきからニヤニヤしながら聞いてくるこいつ

一応、あくまでも一応親友なのになんていう態度だこんにゃろう...


「いや、あのな、今日席替えしたじゃん?
んで、隣の席が桐島さんになったんだよ。」

「あの桐島ゆかり!?
ちょっ、お前マジで?」

そんなに驚くことかよ...
見た感じなんか問題起こしてそうな顔じゃなかったけどなぁ


「まじまじ。桐島さんってそんなに有名なの?」

「有名もなにも、俺らの学校じゃ知らん奴なんて居ないだろ。
美人で頭良くてちょっと方向音痴な桐島ゆかりは先輩までも虜にしてるくらい有名だぞ。

まぁ誰とも話さないってことでも有名だけど...」

だから移動教室のときは教室の場所覚えてなくて授業遅れるんだけどね〜、とつけ足した