世界の終わりに




私たちはその日、家のリビングでチェスをした。
その間、ずっと部屋の中でレコードが流れていた。
教授は、流れる静かな音楽に耳を傾けていた。

わたしには一定のリズムの機械音にしか聞こえないが
音楽を楽しむ教授を見ているのは
好きだった。