僕がいた場所は案外崖の上だったらしくて、
すぐつくだろうと思われた下町は、まだまだ下のほうだった

10分は歩いたかと言うところで道の段が後一つ、というところまできた、

疲れた。死ぬ。と思っていると、そこには、大きな大きな大木がありました。

おお、なんと大きな大木でしょう。


そこで太刀川日和は
大木を伝って下に降りればいいではないか、と思いました。



助走をつけて木の幹に右手を引っ掛け、左足で太い枝をけり、右手をはなして枝を避けながら落ちていきます、三本落ちたかと思ったら枝を蹴りまた三本落ちたかと思うと蹴りを繰り返します。







「ひゃーほーぉぉぉぉぉぉぉお!」







木の上から飛び降りるの小さい頃に禁止されてたんだけど……やっぱ、





サイコーだわぁぁぁぁあっ