「ねぇ、なんで刀の使い方を教えて欲しいのさ」



3人が出ていったあと、静かになった道場で総司は聞いてきた



「それは……力不足だから、技術はいくらでも学んできた、でもいくら技術があったって活用できなかったら意味がない。明日になったら僕の刀が来る、その時に使ってあげられなかったら可哀想でしょ?」



「そうか、君も刀を大切にする人なんだ」



少し微笑んで、立ち上がった

「いいよ、教えてあげる」














間違った。人選ミスだ





「ちょっとまっ……ゼェゼェ……あの……つかれ」

「あと340……んー、まあいいやあと400回やって」





「増えてるんですけど!何で増えた!?だいぶ増えてるけど!?」





超絶スパルタ







「木刀で素振りが楽にできるようになれば刀を持つのも辛くはないよ」







そう言われてしまってはやるしかないのだが……




なにせ日和は剣道しかやってない。竹刀で素振り1000回ならまだしも、木刀となると話は別だ。


200回を超えたあたりから腕がプルプルしてきた
いわば初日の日和に最初からこれとは……






この人鬼ダァァァア