「こんな事しておいてよほど潰されないようだな!」
殺気を込めて言ったが北原という奴は怯む所か余裕めいて笑い声をあげた
『今こちらには人質がいるんですよ。 今は可愛らしい寝顔を浮かべていますが目覚め次第、苦痛に歪む顔が見られると思うと……フフッ』
華の、寝顔!?
「テメェ!!」
そこで怒りが沸点にまで達してしまった
『来るなら急いだ方がいいですよ? ……おれたちが楽しむ前に』
「なっ……! 待て! 華には……」
触るな、という前に通話は既に切られていた
「……っ、クソッ!!」
俺を完全に見下しているかのように聞こえ、怒り任せにスマホを地面に叩きつけそうになったがグッと堪える
「……お前ら! 今から海竜へ向かう!!」
俺は感情をぶつけるかのように倉庫内にいる皆に叫んだ
「華が人質に取られた、取り返すぞ!! 後、そこにいるお前らには隆弘と智也の保護を任せる! 場所は竜ヶ崎高校の周辺付近だ!!」
俺が指名した下っ端の五人はえっ、と驚いていた


