「ククッ、何だよ、おれはてっきり雷光に助けを求めるとばかりに……」
「まさか、私は彼らに好意どころか信頼なんてこれっぽっちもしていませんよ」
「もしかして護衛に見せた涙って……ふーん、アンタ悪い女だね」
私の呼び方はお姫さまからアンタに変わっていた
「……おれさ惚れっぽいんだよね。 だからさアンタの事好きになったかも」
「まぁ、こんな私を好きになってくださるんですか?」
本当に突然の告白だった
──今のを告白と捉えられるかは謎ですけれど……
驚きはしたが私は今の言葉を本気にはしていない
「好きになるよ。 おれも雷光が嫌いなんだ、アンタとは利害の一致ができそうじゃない」
私の横上を指でとかし、唇に触れた
「ねぇ、おれと手を組まない? アンタは内側、おれは外側から雷光を崩そうよ」
北原の言葉に私はニッコリと笑う
ただ、ニッコリと……


