復讐に生きる



「え……と」


課題とスマホを握りしめ、警戒する振りをした


ここでの私を演じるのを忘れてはいない


「もしかして、ここにいた二人を探しているのかな?」


「……あ、はい」


恐る恐る答えていると五人の真ん中にいた男が近づいてきて私の手を掴んだ


ゾワリと鳥肌がたつ


振り払おうとしても所詮は男の力に叶うはずなく、私は歩かされる


そのまま裏路地に連れていかれてしまった


奥に進むほど何か音が聞こえてくる


「お姫さまが探している二人なら今、おれたちの玩具になっているよ」


「……!?」


立ち止まった先を見て私は言葉を失った


男の仲間が二人を取り囲むようにして立っていた


「たか、ひろ……とも、や……?」


最後の言葉に疑問符がつきそうな程、二人の姿は変わっていた


顔面がいつもより膨れ上がっていて服もボロボロで血塗れ


普通の人が見たら卒倒するだろう