「これ以上待たせると申し訳ありませんね。 私は急ぎます」
教室への足先を変えてから、担任へ頭を向ける
「……一つ大事な事を申しますと、私は何でも知っているのです」
目を見開いた担任に笑顔を浮かべ、教室へと急いだ
──思ったより時間がかかってしまった
机の中に入っていたスマホと課題を取り、時計を見ると既に三十分は過ぎていた
今頃、隆弘と智也は中々来ない私を心配しているでしょうね
遅れた理由を考えながら校舎を出てき門の所へ走った
「隆弘、智也、遅くなって申し訳ありません。 実は……」
校門を出たが二人のバイクがあっただけで当の本人はいない
先に帰った訳ではないようだ
だとしたらどこへ……?
「──こんにちは、雷光のお姫さま」
「!」
声をかけられた方を向くと、そこには知らない男が五人いた


