復讐に生きる



「わかりました。 次から気を付けます」


「華も見つかった事だし、皆にも言わないとね。 後……」


華と副総長の話を聞いていると彼と目があった


「……少し彼を借りていい? 話したい事があるんだ」


「天音とですか?」


「うん。 話をしてはいいけど、華の立場上を考えて貰いたいからさ」


僕を見る目がギラリと光る


──ここでの僕はか弱い男子高校生だ


さほど怖くない睨みに驚くフリをする


「──は、華ちゃん、僕は大丈夫だよ。 行ってくるね」


「……では私は屋上で待っていますね」


華は目を細めて笑い、屋上に続く階段を上りはじめた


「──こっちおいで」


「えっ、わっ!!」


襟首を掴まれ、人気がない場所まで引っ張られた


先程の華に対する優しい態度ではなくなっていた


ただ、敵は排除する


かなり冷めた態度で僕を引きずっていた