「……何? キミってさ、華が嘘つきだって思ってんの?」
僕は華を庇うように前に出て錬に言う
「当たり前だろっ! 女は嘘をつくのが得意なんだからな!!」
──華をそこら辺の女と一緒にして貰えないかなぁ
話を聞いて大体わかった
コイツ、女に酷い裏切りを受けたんだ
だから、異性には拒絶する態度を取っている
「……華、行こうか。 こんなヤツの言い分なんて聞いちゃダメだよ」
「なんだと! おい、クソ女! 黙っていないでなんか言ったらどうだ! あぁ!?」
「華……?」
ギャンギャン騒ぐ様はまるで駄犬が如く
半ば呆れながら華の様子を見る
「……嘘、だったらどれ程よかったのでしょうか?」
僕の背中の裾をギュッと握りしめてポツリと呟いた
俯いているため表情が見えないが声がいつもとは打って変わって弱々しい
いつもの彼女ではなかった


