「なっ!? だ、誰よコイツ……!」
突然だったから驚きを隠せない長田さんが叫ぶ
降りてきたのは細身の男子高校生
「ご紹介します、彼は私の"番犬"です。 残念ながら私は喧嘩ができないため代わりに彼が貴女方の相手をしてくださいます」
「はぁっ!? お前何卑怯な手を使ってんだよ!!」
「卑怯? それは一人に対して多数でリンチしようとする方も卑怯ですよね」
「っ!」
何も言えなくなったのか口をごもらせた
「それならお互い様ですね。 ですが貴女方は彼にとっては異性ですので手加減はなさると思いますよ?」
彼と目が合い、私は指で彼女らの方を指差した
それからが速かった
遠慮はしているんだろうけど的確に急所を狙って次々と倒していく
「ちょっと、いきなり過ぎるじゃないの!!」
長田さんは焦りを隠しきれていない
「何を言っていますか? 喧嘩は突然始まるものでしょう。 それはご存じのハズですよね?」
「……っ」
ドガッ!
「がっ、は……っ!」
腹部に一撃を受けてしまい、長田さんは呻き声をあげて地面に崩れ落ちた


