「ですが、私は貴女方の事を知っています」
下がるとトンっと背中が壁に当たる
「どうしますか? このまま貴女方の行いを雷光に話すのもいいかもしれません」
「話す? バッカじゃないの! あんた逃げられないんだよ!?」
ここは一方通行で逃げるには彼女らをどうにかしなければならない
だからと言って立ち向かうのはできない
何故なら私は喧嘩ができないからだ
絶体絶命……だと思われるでしょう
だったら何故私はわざわざ壁際まで移動したのか
それは……
「それじゃあ今から整形ターイム♪ 皆遠慮しなくていいからねっ!」
長田さんを筆頭に距離を詰めていく
逃げられない事をわかっているのかニヤニヤとしている
それでも笑みを崩さない私は口を開いた
「──私は生身でここに来たわけではありませんよ」
その言葉を合図のようにある一つの影が私た彼女らの間に飛び降りて着地した


