「……失礼ながら一ついいですか?」


「何よ! 言いがかりつけるわけ!?」


「言いがかりではありません。 そうですね、実はと言うと彼らは私のいじめについてご存じはありません。

なぜだと思いますか?」


「……何、いきなり」


彼女らは訳がわからないと言ったような表情を浮かべていた


私はクスリと笑い、話を続ける


「それは貴女方の行いを知られないように私が隠してきたからです。 それに、影で行っていた全てが公になると大変なのは貴女方ですよね?」


「何であたし達が……!?」


私の話を聞いても反抗してくるようだ


これは遠回しにいじめをやめろと言っているのに……


「この学校の暗黙のルールだそうですね…"雷光に関わる者に関係のない者は手を出してはいけない"。 それは姫も同じではないですか」


それを聞いて彼女らは青ざめた


本当に雷光は何様だろうとは思うでしょうが、今は利用させて頂きましょう