「貴方が私の邪魔をなさらない事です。 そうしたら貴方にだけ目的をお教えしましょう。

ですが、私の邪魔をなさると言うのでしたら……」


「っ、ひっ……!」


私が手を伸ばすと錬さんは逃れようと身体を丸くした


「……このように、貴方のトラウマを蘇らせるとします」


「……っ、ハッ、ハッ、ハッ……」


錬さんの息が荒くなる


……少しやり過ぎましたね


「……もうそろそろ時間となりますね私は教室に戻るとしましょうか。 あぁ、それと今の出来事は武瑠達には言わないで下さい。

バラしたら……わかりますよね?」


「……っ」


錬さんは弱々しい姿をさらしても私を睨み付けていた


「……では、失礼します」


私は笑顔を浮かべ、屋上を後にした