「[道化師]って言うのは、最近注目を浴びている族潰しだよ。 身体を大きく使った動きと高い攻撃力で相手を圧倒するんだ。 すべてが終わった後にある文字が書かれたカードを置いていく。
その文字は終焉(しゅうえん)。 [道化師]が現れたと同時に全てが終わりを迎える、という意味になってる」
「……何だか、怖いですね」
手を握り締めて怖がるような素振りをする
「安心しろ。 [道化師]が現れるのは不正をした暴走族だけだ。 雷光は問題ない」
「俺達、悪い事してないもんな!」
「だよね~」
悪い事はしていない……?
私の胸の中にドロリとした感情が溢れ返りそうになった
「……ぅ……」
「華、どうした?」
武瑠が声をかけてきた
「…………そうですか、ならば安心ですね」
先程の言葉に上書きをするように武瑠に笑顔を向けた
武瑠は顔を赤らめて「当然だ」と言った


