「それでも送り迎えはした方がいいよね」


祐哉はニコリと笑い、私の手を取る


「武瑠、いいよね?」


「……あぁ、今日だけな」


そういった武瑠は何だか不満そう


理由は性格上でわかっていた


「行こう、俺が乗せていくから」


「はい。 では皆さん、さようなら」


「うん、バイバーイ」


「おう、またな!」


「明日は俺様が乗せるからな」


「……」


四人の反応を見て、幹部室を出た