「え、えぇっ!? 祐哉、待てよー!」
「皆、話は終わりだから持ち場に戻ってぇ~」
祐哉の行動に続いて亮太と下っ端達に声をかけた真白が慌てて後を追う
残された俺はイライラを隠しきれないままその場に立っていた
「何か……総長最近様子おかしくね?」
「ずっと機嫌悪いしさ……何か見てるこっちが気分悪くなるよね」
本人たちは小声のつもりだったんだろうヒソヒソと話をしている一部の下っ端
「何か総長より副総長の方が頼れるっつーか……なぁ?」
「祐哉さんの方がおれらの事を理解してくれるよね」
……うるせぇ
「祐哉さんの方が総長らしいよな!」
…………うるせぇ!
ガンッ!!!
派手な音が倉庫内に響き、下っ端全員の視線が一気に集まった
シンッとなる倉庫
「……チッ」
俺は舌打ちし、倉庫の出口へと向かった
ムカつく……どいつもこいつも祐哉祐哉って……
外へ出て停めていたバイクにまたがった
一人で遠くまで走りたい
そこで喧嘩してあとはそうだな……テキトーに女を引っ掻けて……


