復讐に生きる



バシッ!


突然手に痛みが走り、華の腕から離れた


「──武瑠……自分の思い通りにならないからって華に八つ当たりしないで」


俺の手を叩いた祐哉は、睨み付けたまま華の前に立つ


「……っ、悪いのは俺達です! 華を責めないで下さい!!」


「華とあったのは偶然です! まさか総長達と一緒じゃなかったなんて……」


途中までいいかけて智也は訝しげに俺の後ろに目を向ける


そう言えば、知らせていなかったな


「あれは二人目の姫として迎えたるる子だ」


「よろしくねぇ~」


彼女は明るく二人に声をかけた


「武瑠からぁ聞いてるよぉー、隆弘くんと智也くんはぁ次期幹部なんだってぇ?」


「え、あ……そうでしたか」


「…………よろしくお願いします」


二人は顔をひきつらせていた


「──これで話は以上だよね? 華、行こう」


「え、あ……はい」


祐哉は華の手を引いて幹部室に向かった