「ここが、倉庫……?」


大きな倉庫を見上げ私は口を開いた


「そうだよ。 ここが雷光の拠点なんだ」


バイクから私を下ろし祐哉は笑った


「華、行くぞ」


「あ、はい」


武瑠に再び手を引かれ、倉庫の中に入る


`こんにちはー!´


下っ端達が挨拶をする


「話があるから下っ端を集めろ」


「はい!」


皆がそれぞれの声をかけた後に下っ端達は私を見て騒ぎ始める


私はニコリと笑顔を浮かべ、


「こんにちは」


と挨拶をすると下っ端達は顔を赤らめた


「……可愛いなぁ」


「清楚系だ……」


「でも、総長が女を連れてきたってことは……」


下っ端達の声を聞きながら階段を上る


真白が【幹部室】と書かれたドアを開けた


中はテーブル、長イスと生活感がある空間だった


「ここはね僕達と姫の華ちゃんが入る場所だよ!」


そう言って真白、亮太、祐哉の順に自分の場所であろうイスに座っていく