「武瑠ぅ、どぉしたの?」
ずっと俺の腕にしがみついていたるる子が覗き混んでくる
「何でもねぇよ」
今の状況で何よりも頭に来たのは華の態度だ
自分から見てきて何か言ってくるかと思えば何もない
祐哉よりも先に総長である俺に話しかけてこいよ
るる子の腕を振りほどき、集まっている下っ端達を押し退けて華に近づいた
「あ、武瑠、どうかしましたか?」
「どうかしたじゃねぇよ、俺様に何か言う事あんだろうが」
「…………え?」
華の目が見開かれる
そこから、目線が左右に揺れ俯いた
どうやら本当にわからないようだ
何だか無性にイライラする
「どうしたの武瑠……なんか、怖いよ?」
「それに機嫌悪いし、具合悪いのか?」
取り繕うかのように聞いてくる真白と亮太を睨み付けて黙らせた
二人は肩を震わせて目線を俺からそらした
「あ、あの……私「来いよ」」
華の声を遮り、細い腕を掴む
「いた……っ!」
無意識に力が入っていたのか彼女の顔が苦痛に歪んだ


