──ピリリリリッ♪
丁度のタイミングでなった携帯の着信音
るる子はブレザーのポケットから取り出して耳に当てる
「もしもぉし、うん、終わったよぉ! 今から行くから待っててねぇ~」
さすがというかなんというか、一瞬の切り替えが速い
「武瑠から電話だった。 ほらっ、行こうよ! お友達の記念に手繋ぐ?」
「それは構いませんが、私鞄を教室に置いたままでした。 取りに行くので、先に行って伝えてくれませんか?」
「……わかった、皆にはるる子が言っておく」
るる子は笑みを浮かべて背を向けて歩き出した
その笑顔は何かを企んでいるようにも見えなくもない
「……」
彼女の姿が見えなくなった後、私は立ち上り、制服についた砂を払う
「──まぁ、こんな形となりましたがどう思いますか?」
私はある一角に向けて声をかける


