「け、けどさっき言ったじゃない! 辞められるのは武瑠の言葉がないとって!」
「それが私にはあるのですよ。 ……まぁその方法はるる子さんには必要ありませんよね」
「……」
るる子は親指の爪を噛んでギリギリと眉を寄せている
私を疑いつつも、己のメリットを思い浮かばせているのだろう
そんな私はただ彼女に向けて微笑んでいるだけ
計画を悟られない様に何も考えていない様に……
「……わかった。 一月だけ友達でいる」
「よかった。 るる子さんならそう言って貰えると思っていました!」
私は座ったまま嬉しそうに笑った
「あ、そのシャープペンはあげますね! 改めてお友達になった記念です!」
「そ、そう? なら、遠慮なくー」
るる子はニヤリと笑い、シャープペンをしまう
「あ、一つだけ。 一月の間は私の邪魔をしないで欲しいんです」
「いーよ! なにすっかわかん無いけど、一月の間だけだもんねぇ」
私の忠告の言葉にるる子は疑いもせずに答えた


