先程の言動、行動、すべてが計算しているように感じた


女好きの彼らにとって異性にはいい顔しいなんだろう


それに時折私を見て勝ち誇った顔をしている


"私が雷光に相応しい"とでも言うように


まぁ、彼女の性格からして一番じゃないと嫌、みたいですから


見下されてるのは癪ですが仕方ありませんね


私はこれでも"無知でか弱い菊川華"なのですから


……今の所はですけど


「もうそろそろ、授業が始まりますね。 私は行こうと思います」


「じゃあ、俺も行こうかな。 たまにはでないとね」


立ち上がった私に続いて祐哉も立ち上がる


「僕はいいやー」


「確か、二時間続けてだろ? 何かダリーや」


「俺はここにいる」


どうやらまた私は祐哉と行動を共にするようだ


「わかりました。 祐哉、行きましょうか」


「うん。 そうだね」


では、とその場にいる皆に言って二人で屋上を後にする