「……錬」
「真白だって亮太だって、バカやっててもオレを外そうとはしなかったし、祐哉は喧嘩を教えてくれた。 オレが今ここにいるのは皆のおかげだ」
一部は目を瞑れば我慢できた
失いたくなかった
「武瑠、オレはどんな事でも受け入れるよ」
「…………錬」
武瑠は静かに口を開く
「──これは俺達"四人"の秘密なんだ。 "他の人"が知りたくても言わないと契ったんだ」
「…………」
武瑠の一言でオレの足元は完全に崩れ落ちた
目の前が真っ暗になる
「悪いな、錬。 お前がそれ程俺達を考えてくれていたなんて嬉しかったよ。 だから……」
武瑠はオレに手を伸ばしてきた
パンッ!!
「──触るなっ!!」
乾いた音が幹部室に響く
「オレに触んじゃねよ……偽善者が!」
「れ、錬?」
「……オレだけだったんだな。 お前らを仲間だと思っていたのは」
簡単で何も聞かない人間が欲しかっただけ
そこに仲間という想いは一切なかったんだ
それを知らずにオレは今までついてきていたんだな


