「……はぁ?」
間の抜けた声が出てくる
「じゃあ、噂は事実であってんのか?」
「違う、違うよっ!」
「じゃあ言えるよなっ! 噂で囁かれるほどの荒れていた事をっ!!」
思ったよりも大きな声が出た
オレの足元は今にも崩れ落ちそうだ
何かを引き金にオレは崩れ落ちるだろう
頼む、お願いだ、オレを落とさないでくれ……!
……ガチャッ
静まり返った幹部室にドアの開く音がやけに大きく聞こえてきた
入ってきたのは武瑠だ
上機嫌の様子だったがオレ達の異様な空気に気付き、顔をしかめた
「……武瑠なら答えてくれるよな? 言ったもんな、仲間には隠し事はしねぇと。 なのに祐哉、真白、亮太は隠そうとしてんだよ」
「何がだ?」
「噂だよ、先代の時代は荒れていたってな」
「……」
「事実なんだろうな。 だからって、オレはお前らを見捨てねぇよ。 だって、仲間だろう? 武瑠も言ってたもんな」
オレは雷光のこの場所が好きだ
だから、守りたいんだ


