「──それってさぁ、過去の事なんだよ。 錬は昔の事を知ってどうするの?」
パソコンを閉じ、祐哉はやや冷えきった眼差しでオレを見下ろした
なんだよ、何故皆してオレをそんな目で見る
三人の目は"これ以上詮索するな"といってくるみたいだ
クソ……これじゃあ、あの女の思惑通りじゃねぇか
……っ、こんな方法は使いたくなかった
「…………先代の時期は荒れていたって、噂で聞いたんだよ」
「「「!?」」」
祐哉、真白、亮太の顔が青ざめる
「今、聞くのもどうかと思うが、オレは信じたくなかった。 なぁ、教えてくれよ、それは事実なのか? 何か事情があったんだよな!?」
オレは理想の答えを求めて叫んだ
"あれは周りが勝手に作った噂だ"って
「何か言ってくれよ! なぁっ!!」
三人の顔を見ながら"何か"にすがり付くように訴える
だが……
「──それは、言えないんだ」
青ざめたまま、祐哉は呟くように口を開く
その間、誰一人、オレと目を合わせようともいなかった


