「武瑠は?」
真白に包帯を巻かれながら周りを見る
「さぁ、バイクなかったしどこか行ったんじゃないかな?」
「……」
パソコンをいじりながら素っ気なく答えた佑哉に違和感を感じながらも、オレは何も言わなかった
「ところでさ、今更だが聞いてもいいか?」
「ん? なぁに?」
ここに武瑠がいれば良かったが、時間がかかるなら今しかないと思った
「──オレが雷光に入る前はお前らって何してたんだ? 先代のはー……っ!?」
ギリッ……!
右手に痛みが走る
「……どうしたの、突然」
包帯の上からの衝撃
真白はどこか影のある笑みを浮かべていた
「と、突然じゃねぇよ。 オレがここに来て三年経つ、なのに知らない事が多いから、知りたい。 悪いか?」
「え? 錬、どうしたんだよ! 聞かなくていいって言ったのはお前だろっ!?」
亮太は笑っているがどこか引きずっている
「……なんだよ。 今聞いちゃ悪いのかよ」
「!?」
「……」
二人の違和感にオレは猜疑心を覚えた


