竜ヶ崎高校の暗黙のルール
それは雷光に関係しないものは屋上に入ってはいけない事
入ったものは男女問わず罰を食らわせる
だから天音は痣を真白と亮太によって作らされた
その後、大抵の人は動けないのに彼は平然としていた
「それにしても"作戦"がこうも上手くいくなんて思わなかった。 僕がいなくてもよかったんじゃないの?」
!?
まさかアイツ、あの女と繋がっているのか?
「全国No.3にしては体して強くもないし、今日転校してきたばかりの女を姫にするとか警戒心薄いと思わない?
──隠れてないで出てきなよ。 そこにいるんでしょ?」
ゾワッ
「!?」
寒気を感じた
気づかれないと思っていた…気配を消していたから
「おいでよ。 女はいないから話さない?」
気づいているなら姿を見せるしかない
「……気付いてたのか?」
警戒しながら彼に近付いた