「──お疲れ様です。 どうでしたか、切れ味は?」
「最悪だな。 おかげできたねぇモンまでついちまったよ」
「それは残念でしたね」
フフッと笑うが剴の表情は不機嫌に酷く歪んだ
元から怖い顔しているから益々迫力がある
けれど私はそれが怖いとは感じなかった
「よかったじゃないですか。 社会のゴミを掃除できたのですよ? 貴方は人の役にたっているのです」
「ハッ、よくいうよな。 まさか、"雷光の先代"をあそこまで追い込んでオレに殺させるんだからよぉ」
「それは好都合でしょう? ですが、あの男を掃除するついでに私も片付けようという魂胆はままなりませんでしたね。
──あの男が知るハズのない私の住所を教えたのは貴方でしょう?」
「そんな記憶とっくに頭ん中に残ってねーな」
「まぁ、ご冗談を」
「ハハハッ」
「フフフッ……フフッ」
ドッ!!
笑い声を一つの打撃が打ち消した
天音が躊躇なく剴への蹴りを行ったのだ


