「……あの男はどこだ?」
「つい先程天音が森の中に連れていきました。 動けないようにしましたから、後はお願いします」
「フン、いつもは目の前で血が流れても平気なクセして今日は嫌だってか? お前も天音をいいように振り回すな」
「天音にとって私は主人であって命を新たに授けた者です。 彼をどのようにするかは私の自由でしょう?」
「……」
剴は溜め息をついて身体を反転させる
「今回はオレにやらせろ。 お前らは処理に回れ」
「「「はいっ!」」」
刀を肩にかけて先に行く剴の後を三人の付き人が後を追う
剴とすれ違うように天音が森の方から戻ってきた
「……何でアイツが」
「私が呼びました」
私の答えに天音が嫌な顔をして剴の後ろ姿を睨んだ
それからは十分もしない内に剴だけが戻ってきた
頬には赤い斑点のようなものがついている
黒いスーツを着ているからわからないでしょうが同じく赤いものがついているでしょうね


